hs2bf - 0.5 - 終章?

最近hs2bf関連のエントリを上げていなかったのは、別のプロジェクトに取り組んで(いた|いる)ためです。実のところhs2bfへの興味が薄れたことが原因なので、このままになる可能性も高いです。

とはいえ需要はあるかもなので、とりあえず現状のままで公開しておきます。

上記ページにcabalパッケージとこれまでに使ったテスト用コードへのリンクを張っておきました。


4要素のソートに3分かかっているようではリバーシどころか三目ならべも無理なんじゃないかと思う今日この頃。

# 追記(2010/03/09): cabalパッケージがbuild出来ない問題を修正しました

雑多な感想など

  • Haskellは糖衣構文ごてごて
    • それが可読性につながっているように思う
  • G-machineとSAMの決定的な溝
    • あまりに手書きする部分が多すぎた。
  • 同じようなインストラクションを連発するのは生成系もしくは言語自体に根本的な問題がある
    • Unlambdaならかなり違ったかもしれない
  • 普段使っているアルゴリズムがいかにアーキテクチャに依存しているか
    • もっと速い方法の存在を感じつつ、「慣れ親しんだ」方法を使う場面が多かった
  • きっちりしたエラー報告は難しい
    • 言語処理系を作る上で実は最難関かもしれない。adhocにするとすぐにコードがスパゲッティに。
  • Haskellはすごい(笑
    • Lisp系言語のような恩恵が受けられないにもかかわらず、3k行ほどに収まった。
    • 型推論のある静的型付けは動的型付けよりコードを短くするのではないか?
  • 動かすだけならBFよりアセンブリの方が簡単
    • 過去の資産が豊富
    • とはいえ低レイヤの知識が必要になってくる

これまで読んでいただいた読者の皆さん、ありがとうございます。今後も生温かく見守ってもらえると幸いです。