2012-01-01から1年間の記事一覧

グラフィカルCUIの可能性

こういう感じのシェルを書いてました。格子の1マスを占めるタイルが単一の機能に相当し、角にある白(出力)と黒(入力)の三角を結んでデータをやりとりします。左上にあるのが新規プロセス作成タイルで、残りは左下から流れに沿って、 ls 文字列バッファ grep …

指から文字がどんどん出てくる:5日目

さて、しばらく日が空いてしまいましたが、ようやく光通信でプログラムを更新できるようになりました。 クレードル こんな感じで、書き込みはarduinoに制御させてます。ちなみに二枚目の写真に写ってる指輪は、デバッグ用のために同じ回路でISPコネクタを付…

指から文字がどんどん出てくる:4日目

色々と要素を検証してきた結果、ようやく指輪のスペックが固まって来ました。 左の部品群をなんとかリング状にまとめれば(たぶん)完成です。右はデバッグ用。 電力 2日目ではフレキシブルなパネルを試してましたが、切断すると断面でショートしてしまうのか…

指から文字がどんどん出てくる:3日目

1日目にはスロットという概念を導入し、接触による交換を基本とした(というかそれしかできない)操作モデルをつくりました。が、同じ文字列を何回も入力するのはどうするか?とか、使わずに破棄するにはどうするか?といった問題が発生します。そこで、操作は…

指から文字がどんどん出てくる:2日目

指輪型で問題になるのはなんといっても電源確保でしょう。いわゆるエナジーハーベスティングです。貯蔵には電気二重層キャパシタを使うことになるでしょうが、耐圧3Vなら1Fぐらいまで詰め込める可能性はあります。が、Vccに直接ぶらさげるとある電圧幅でしか…

指から文字がどんどん出てくる:1日目

ちょっと具体化してみます。 デバイスの形態 さて、とりあえず外せない条件を並べてみます。 指輪型デバイス 指先で触ることで文字列をやりとりする そして触る先ですが、見せかけは指先を通じて文字列が移動しているが実際はwifiを使っているとか、そういう…

指から文字がどんどん出てくる:0日目

最近、音声・動画の使用はずいぶん増えましたが、テキスト形式のデータの重要性が低まったということはありません。そもそも、人間にはいわゆる五感があって大量のデータを処理できるのに対して、出力は驚くほど貧弱で、基本的にどこかの筋肉を動かすしか無…

一日のクリック回数

普段PCを使っていて一日に何回ぐらいクリックしてるのか気になったことはありませんか?ということで調べてみました。 調査方法 /dev/input/mouse0にマウスのイベントが流れてくるので、それを解釈してクリックのログを取ります。フォーマットはどこかのフォ…

π算法とIO

ここでは次の記法を使います。 並行: P Q 入力: channel>(arg) P 出力: channel 複製: replicate P 制約: new(arg) P 空のプロセス: 何も書かない 同じインデントで並んでるのがconcurrencyで、インデントを下げた部分は時間経過+新しいスコープを表している…

静的型付けとeval

いわゆるweb系のものをHaskellで書いていて感じる窮屈さの理由はやはりevalが無いことに起因するんじゃないかと思うのでevalについて考えてみる。 命令型・動的型付け言語におけるeval こういう言語で提供されているeval(の類)はかなり強力で、モジュールの…

意味の広がりと通信

さて、以前の記事(自己複製系と意味)では、はっきりとした区切りのない場に、ある共通の意味*1を運用できる個体群が含まれる*2場合がある、ということを、エントロピーの観点から見てました。今回は逆に、実際よく使われている通信の概念を、自己複製に寄せ…

自己複製系と意味

ある系の環境からの独立性は、環境の変化に対する安定性で測れます。例えば結晶の成長過程は、結晶がその環境から必要な物質を引っ張ってきて、単位格子が増殖している、とも見れます。しかし温度変化や不純物に敏感で、通常は自己複製系としては扱いません…