指から文字がどんどん出てくる:0日目

最近、音声・動画の使用はずいぶん増えましたが、テキスト形式のデータの重要性が低まったということはありません。

そもそも、人間にはいわゆる五感があって大量のデータを処理できるのに対して、出力は驚くほど貧弱で、基本的にどこかの筋肉を動かすしか無いわけです。ここに大きな非対称性があります。

自然言語などではわりと大量のまとまりを覚えておくことができ、視覚・聴覚による入力と、出力の速度差はせいぜい数倍に収まっています。これには表現の揺らぎの許容が大きく寄与しています。

が、URLやIPアドレスのような識別子ではそうはいきません。多くの場合、全ての可能な識別子を扱ってはおらず、その時考えているいくつかのうちの「あれ」「それ」と見て取れます。しかし、実際に文字列としては書き出せないということになります。

これは不自由です。クリップボードを使えば良いのですが、異なるデバイス間で運用できません。もちろんweb clipboardのように、デバイス間がデータをこっそりやりとりすることは可能ですが、どうも直感的ではありません。

あくまでも、「それ」を覚えているのは自分自身であって、外側に情報があるわけではないのです。電脳化できれば一挙に解決するのですが、そういうわけにもいかないので、ウェアラブルデバイスに覚えさせることを考えます。

昔からある装身具は日常的動作とうまく擦り合わされているはずなので、どれかのフォームファクタを真似るのが得策ということになります。

で、今回指輪型のデバイスでやってみようということにしました。もちろん腕につけるほうが大きくて楽なのですが、最終的なアクションは多くの場合指先で行われるわけで、そこに近いほうがいいかな〜などと思ってます。

現状、、、

↑のようなことを数日前に考えていて、それからエネルギーの確保をどうするか、指輪と対になる物はどうするか、とか考えてました。で、とりあえずできる可能性があるかな?と感じたので、hs2bf以来の連載形式でやってみようかと思います。

前に、

IPv6のアドレスは長いから、直接手で打ち込んだり覚えたりする必要が無くなるようにツール群が発展するんじゃないかなぁと期待しています。

https://twitter.com/#!/xanxys_/status/30920528998957056

と言ってたのを思い出したので、とりあえず一週間、毎日更新して、この目標を達成できればいいな〜。