備忘録: 「空間」の用法

記事を書いた時点での、筆者のイメージによる空間の使い分け。定義を意識して使っているわけではないが、これらには考えの方向性の違いがある。

物理

  1. 古典的な物理学における解析的な場
  2. 上記に時間をつけ加えたもの
  3. 一部が離散化されたand/or確率的な場
  4. 上記に時間をつけ加えたもの
  5. シミュレーションにおいて、上四つのそれぞれに対応するもの

形而上学

  1. 宇宙全体を内側から見て、時間と空間を独立に考えた時の空間のみ
  2. 宇宙全体を内側から見たとき、我々を含む連結な時空
  3. 宇宙全体を、時間と空間が分離していて、かつ内側と外側の空間が対応している時の外側から見た、内側の空間
  4. 宇宙全体を、時間と空間が分離していない外側から見たときの、内側の時空全て
  5. 必ずしも数学的でない、「もの・こと」のあつまり

数学

  1. 集合
  2. 写像
  3. 距離空間
  4. ベクトル空間
  5. ヒルベルト空間
  6. ユークリッド空間

工学

  1. 量を組み合わせたものから別の量への写像

計算機

  1. 一次元のメモリ
  2. プールとしてのメモリ
  3. 抽象的なストレージ
  4. ネットワークのノードが配置される(物理的あるいは数学的な)場所

認知

  1. 直感的な広さに対応するなにか
  2. 神経系全体として暗黙的に持っている世界のモデル
  3. 上記の真に小さい一部分
  4. 二つ上の、一部の感覚についてのみ(仮想的に)分離したもの
  5. 上記の真に小さい一部分

そのた

  1. なんとなく一般にイメージされる(と思っている)電脳空間
  2. 電脳コイル」における電脳空間
  3. 上記の実装(まだない)がつくるなにか
  4. 単なる文章上のプレースホルダーで意味がない場合